佐藤優を批判しているブログがあった。長いので1/3ほどしか読んでいません。
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-1.html金光翔「<佐藤優現象>批判」(『インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載)
それで感想は?
彼は本人も述べているように保守系の論客と思っている。それ故物足りなさも感じさせる点もあるが、今の状況下でアレだけ述べる人も少ない。ザンネンながらあの程度でもヨシとせざるを得ない。
それにウチナー問題を主に書いている新報の論評を読んでいるので、さほど不満も無い。むしろさすが勉強している人は違う、新たな視点で書いている。参考になります。それで多分山崎幸太郎のブログにからだと思うが、彼を紹介している部分を転載しておく。
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さらに「サンパチロク文化の喪失」云々のくだりについては、本連載第49
回「大城立裕氏の真摯な言葉」で、筆者が<沖縄人の血が流れている一人として
、筆者もサンパチロク文化の韻律を回復したい>などと述べたことを指している
ものと思われる。確かに筆者は、沖縄方言を自由に操ることはできない。しか
し、真面目に沖縄方言(琉球語)の勉強、『おもろさうし』のテキスト研究、
更に漢文で『球陽』の読み解きをしている。小林よしのり氏がいくつの言語を
習得しているか、筆者は承知していないが、筆者は外交官としてロシア語、英
語は日常的な実務で用いてきた。チェコ語では神学書を日本語に翻訳している
。更に、いくつかの外国語を勉強したが、そのうちドイツ語、朝鮮語、ラテン
語、古典ギリシア語は今も仕事で用いている。琉球語については、もう少しで
古典ギリシア語のレベルに達すると思っている。沖縄方言の理解不足により、
筆者の評論のどのような問題が生じているか具体的かつ実証的に指摘しない限
り、この政治漫画家の発言に意味はない。それに、最も重要なことであるが、
筆者の自己意識について「妄想的沖縄ナショナリズム」などという悪罵を投げ
つけられる筋合いはない。もっともこのような侮辱的な言葉を投げつけられる
ことで、筆者の沖縄人としてのアイデンティティーは強化されるので、小林よ
しのり氏に「刺激を与えてくれてありがとう」と感謝すべきなのであろう。
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